今週のお題「自由研究」
[夏のおうち時間を楽しもう企画]
こんにちは。
のんびり引きこもり生活を楽しむyamakoです。
もう8月ですね。
暑い日が続いています。
今回は夏休み満喫企画です。
身近なものと、すぐに用意できるものだけで遊びます。
その名も、『消しゴムはんこを作ろう』!!
タイトルそのまんまです。
それでは。
まずは、切る物を用意しましょう。
こちらはyamakoが使っているカッターとナイフ、彫刻刀です。
いろいろありますが、彫りたいモチーフが細かくなければ、普通のカッターでも十分です。
こういった、大きくて、直線多めのデザインは、普通のカッターでも大丈夫です。
余白を切り取るのが大変ではありますが、なんとかなるレベルです。
ですが、たぶん彫っている間に「もうちょっと小回り効くといいな」と感じると思います。
とくに小さな余白を切り取るのは、大きなカッターだと、とても面倒です。
細かいデザインは、細工用、あるいはデザインナイフ、アートナイフなどと呼ばれるナイフを使用します。
刃物を変えるだけで、初心者でもこれくらい彫れます。
道具が技術を助けてくれます。
消しゴムはんこのよいところ
それはずばり、手軽に取りかかれるところ。
基本的に、必要なものはカッター(ナイフ)と消しゴムだけです。
(もちろん出来上がりを確認するために、インクや紙も欲しいですね)
版画といえば、木の板や版画板とよばれる専用の板に彫るのが一般的です。
ですが、消しゴムはんこは、比較的小さなモチーフを柔らかい消しゴムに彫っていくので、安全で、かつお安く出来上がります。
yamakoが彫っているベースは、本当の消しゴムと、消しゴムと同じ素材を使ったはんこ作り専用の商品です。
身近な文房具店や雑貨屋さん、100円ショップなどで買うことができます。
上の写真、青い方がダイソーで、下の写真の茶色いものがセリアで購入したものです。
とくによく使うのは下のセリアの方です。
薄いので、出来上がってから押しづらいのが難点。
ですが、慣れてしまえば彫りやすいタイプの板(素材)だと思います。
こちら2点とも、彫った部分がわかりやすいように着色してあるタイプですが、yamakoはあえて白い面に彫ります。
実は色のついている部分は接着してあるので、剥がれてしまったりします。
要注意です。
すぐにできます! 彫ってみよう!
手順も簡単です。
まず、彫りたい文字やイラストを用意します。
下の写真のように、パソコンでプリントすると簡単です。
その文字をトレーシングペーパーに写します。
ここで文字を反転させないと、出来上がりが逆になってしまいます。
濃い鉛筆で書いたものはトレーシングペーパーを使わず、直接転写できます。
彫る時に迷わないように、太くしっかりと転写するのがコツです。
消しゴムに写した反対向きの文字をていねいに彫ってゆきます。
彫り方については、たくさんの作家さんが本やブログ、動画で紹介してくれています。
実際にyamakoがはじめるときに参考にさせていただいたのは、もりのはんこやさんの動画です。
こちらでくわしく紹介していますので、興味のある方はのぞいてみてください。
writinganddrawinglove.blogspot.com
技術は道具で補える
カッターやナイフは、実にたくさんの種類があります。
100円ショップでも、消しゴムはんこ用品と一緒に、細かい作業に向いたデザインナイフなど揃っています。
yamakoもいろいろと試しているうちにレギュラーメンバーが決まりました。
カッターとナイフがこちら。
左から順番にご紹介します。
選ぶ時の参考になれば。
まず青いプニュグリップ(本来はペンにつける滑り止め+持ち方矯正用のグリップです)がついたカッターは、本体がNKの細工用、刃はオルファの細工用。
これが一番よく使うカッターです。
細工用というだけあって、刃先が鋭角で小回りがききます。
▼本体▼
エヌティー(NT) カッタープロシリーズ シルバー AD-2P
▼刃(替刃)▼
オルファ 細工カッター 替刃 10枚入り XB141S
ピンクはオルファのデザイナーズナイフ。
▼さらに細かい作業用▼
オルファ カッター デザイナーズナイフ 細工 ピンク
持つところには、テーピングしています。
持ちづらいと感じた方は、ぜひお試しください。
冒頭でご紹介したこちらを彫ったナイフです。
こういった細かいデザインは、このデザイナーズナイフでないと大変なことになります。
逆に言うと、このナイフを使うと、初心者でもここまで細かく彫ることができます。
ほとんどナイフの力(おかげ)です。
刃の向きが、このナイフだけ逆なのがお分かりいただけますでしょうか。
この向きの違いが細かい作業では大きな違いになります。
刃が黒いものはオルファのLTD-02リミテッドという、いわゆる普通のカッターです。
普通でないところは、本体が6角形で、かつ鋭利な黒刃が装着されているところ。
一番大きなカッターもオルファで、こちらは消しゴムの切り分けに使っています。
大きいものもあると便利です。
初心者ほど助けてくれる彫刻刀
お次はこちら、彫刻刀グループ。
右の3本は消しゴムはんこ用の彫刻刀セットです。
道刃物 ゴムハン彫刻刀 3本組 Sセット キャップ付 ケース入
初心者yamakoが思うに、彫刻刀は1セットあった方が、断然作業が楽です。
左端のとっても細い丸刀は、後から買い足しました。
彫っていると、くりぬいたり整えたりという仕事も発生します。
とにかく細かいところやキワを削りたい。
そんなときに大変便利。
「わざわざ彫刻刀?」
と思われるかもしれませんが、鳥の羽や毛並みなどは、彫刻刀ならではの彫り跡で表現できるので、ある意味らくちんです。
消しゴムに彫る時は、彫った淵が斜めになるように角度をつけます。
モチーフの外側に向かって、カッターの刃を傾けます。
ちょうど相撲の土俵のような感じです。
インクをつける部分が土俵上で、土台は斜めに広がるイメージ。
消しゴムは柔らかいので、余計なところまで切り取ってしまわないように気をつけましょう。
作業自体はとても簡単です。
単純なモチーフなら15分くらいで出来上がります。
漢字は直線多めなので、おすすめです。
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
はんこ用のスタンプ台がない?!
インクは事務用のスタンプ台でも、朱肉でも何でも使えます。
ここも、ローラーでインクを塗らなければならない版画にはない手軽さです。
インクの種類が【水性】なら、乾く前に水で濡らしたティッシュを使って、かなりキレイにできます。
濃い色は残ってしまいますが、あまりゴシゴシ拭くと、消しゴムでできている印面自体を擦りとってしまうことになります。
キレイにするのも、ほどほどにしましょう。
いかがでしたか?
費用もお安く、簡単にできる消しゴムはんこ作り。
スキマ時間に、チャレンジしてみてください。
それでは、また。