キョウツカ・すっきりするブログ

医薬品登録販売者として長く勤務しました。ヘルスケアから料理・栄養、暮らしの情報まですっきりする話をご紹介します。

バッラリーニのフライパンを買って1年使ってみた【コーティングとオススメの理由をじっくり解説】

こんにちは。

医薬品登録販売者で、無理せず快適な節約生活を模索するyamakoです。

購入品のレビューや、医薬品登録販売者の立場からヘルスケア情報を発信しています。

 

今回はアマゾンでも大人気バッラリーニのフライパンを約1 年使ってみた感想と、独特のコーティングやオススメのポイントを詳しくご紹介します。

 

私が購入したのは▼こちら▼です。

バッラリーニのフライパン(フェラーラ)

Ballarini バッラリーニ 「 フェラーラ フライパン 20cm イタリア製 」 IH・ガス火対応 焼きごろお知らせ機能付き グラニチウムEX 5層コーティング 【日本正規販売品】 75001-783

 

バッラリーニと言えば、独特なコーティングですよね。

実際、私yamakoもYouTubeで見て、

「何だ?  この石みたいな変なフライパンは?」

と気になって探したのが、購入のきっかけです。

 

結論から言うと、このフライパンは買って正解でした。

自信を持ってオススメできる逸品です。

理由は、今までのどのフライパンよりも高性能かつ、商品自体を好きになった珍しいフライパンだからです。

 

  • 本体やコーティングが頑丈で長く使える
  • 熱伝導率がよく高性能
  • おしゃれなフライパン

 

そんなフライパンを探している人には、ピッタリです。

購入を検討されている皆さんの参考になれば幸いです。

 

  

 

 

  

 

バッラリーニのフライパンの特徴

『バッラリーニ』というブランドと、バッラリーニ社独自の技術や特徴をまとめてみました。

とくに加工や形状は、他のブランドのフライパンではみられない、まさにバッラリーニを選ぶポイントとなるところです。

 

イタリアでの歴史は長いが日本では新参者

バッラリーニは1889年創業の、イタリアの調理器具のブランドです。

フライパンの原料加工から生産まで、一貫してイタリアの自社工場で行うというこだわりの品質で、世界60ヶ国以上で販売されています。

 

ですが、日本で取り扱いがはじまったのは2016年。

ドイツの有名な調理器具メーカー『ZWILLING(ツヴァイリング)』に買収され、グループに入ってからなので、本当につい数年前の話なのです。

 

『ここ何年かで、急に見かけるようになった』と思っていた方は、まさにその通りだったわけです。

 

買収されたとはいっても、製造工程は変わりなく、イタリアの自社工場で作られ、世界中に出荷されています。

 

石のようなグラニチウムコーティング

ひときわ目を引く、御影石(グラナイト)のような独特のコーティングは、ラニチウムコーティングといいます。

バッラリーニには、他にもいくつかのコーティングがありますが、一番特徴的なのが、このグラニチウムコーティングです。

 

ラニチウムコーティングには、3種類あります。

 

  • ラニチウムコーティング【5層】
  • ラニチウムEX(エクストリーム)コーティング【強化5層】
  • ラニチウムTi-X(チタン-エックス)コーティング【強化7層】

 

いずれも鉱物を配合し、コーティングの強さ耐久性デザイン性を兼ね備えている、バッラリーニ社独自のフッ素樹脂加工の一種です。

 

鉱物を利用したコーティングでも、ここまで『石の質感』を利用したものは珍しいですよね。

初めて見たときに思い浮かんだのは、石焼ビビンバの器です。

実物でも、それくらい石の質感が強く、頑丈なコーティングです。

 

バッラリーニ独自の底面できれいに焼ける

ラニチウムコーティングは底面まで、全体的にほどこされています。

底の形状はバッラリーニ独自のラジアントボトム

フェラーラの底面加工

放射状に凹凸が並ぶ独特の形状によって、熱を効率よく伝え、均一に火を通し、食材を最高の状態で焼き上げてくれます。

さらに熱による変形も防いでくれます。

Amazonの口コミでも、『火の回りがいい』『熱の伝わりがよい』との評価がたびたび上がっています。

 

その反面、ご覧の通りのがっちりした加工なので、『少し重い』という感想も目に付きました。

確かにフライパンの大きさや食材の量によっては、腕にずしっとくるはずです。

 

バッラリーニは種類が豊富すぎる?

とにかく展開しているシリーズが多く、種類や大きさもたくさんあります。

yamakoおすすめのグラニチウムコーティングが3種類、他にもネロライト、ケラヴィスなど、いわゆるフッ素樹脂加工だけでも現在5種類はあります。

 

さらに柄の構造、対応熱源などでシリーズの名前が変わるのです。

 

IH対応のフライパンのシリーズを、一部だけ表にまとめてみました。

 

 

価格は20cmのフライパンのAmazonでの参考価格です。

直径20cmは1〜2人前の料理に向いた小ぶりなフライパンです。

 

種類が多すぎて、ちょっと混乱してしまいそうですが、欲しい機能や用途で選べるのもバッラリーニのよいところです。

公式サイトにくわしい情報が載っているので、気になる方は、チェックしてみてくださいね。

 

バッラリーニ公式サイトでもっと見る

https://www.zwilling.com/jp/ballarini/cookware/

 

 

yamakoのオススメは『フェラーラ』です。

フェラーラコスパ最強・機能もガッチリ(こちらは24cmです)▼

 

おすすめする理由は、

  • コーティングがよい
  • 低価格
  • サーモポイントという温度のお知らせ機能が付いている

この3点です。

 

サーモポイントは単に料理のタイミングを知らせるだけでなく、洗うタイミングも教えてくれるという優れものです。

コーティングを長持ちさせるには急激な冷却はNGなので、洗うタイミングがとても重要なのです。

 

 

  

 

バッラリーニのフェラーラを1年使ってみた

ここからはAmazonで人気の『フェラーラ』のフライパンを購入し、実際に1年間使ってみた感想をお話します。

よかったところ、気になったところ、正直なレビューです。

実物や使用感をイメージするお手伝いができればと思います。

 

フェラーラのよかったところ

  • ラニチウムコーティングがとにかく頑丈で見た目もよし   
  • ラジアントボトム(底面加工)は熱をうまく使ってくれる
  • サーモポイントが便利

 

バッラリーニのラニチウムコーティングの頑丈さは想像以上でした。

石のようなザラッとした質感のコーティングでありながら、食材のすべりがよく、匂いもつきにくいというのが、使ってみての感想です。

 

1年たった今でも機能的にも見た目でも、ほとんど変わりがありません。

ほんの少し茶色くなったくらいです。

うっすら茶色のがわかりますでしょうか。

1年間毎日使っていても、コーティングのダメージはほぼありません。

 

汚れも匂いもよく落ちます。

いろんな場面でストレスのないフライパンだと思います。

このコーティングだけでも、買った価値はありました。

 

しかしながら、癖があることもわかりました。

表面がザラついているせいもあり、ラニチウムコーティングには油が必要です。

油が全く必要ないのは食材自体から脂がでる場合で、基本的には軽く塗るだけでも油を使った方がいいです。

少量の油で無敵です。

 

フェラーラ20cmの大きさ

直径20cmは鮭の切り身が2枚でジャストフィット

鮭から脂がでるので、この時は油は使いませんでした。

ジューシーに仕上がります。

 

なめらかツルツルした加工で評判がよいのはヴィピテーノというシリーズです。

黒曜石のような艶のあるネロライトコーティングで、フェラーラと重さも値段も同じくらいです。

滑りがよくて軽いヴィピテーノ

どちらもフライパンの内面には、柄を取り付ける金具(リベット)が出ていないので、料理中も洗うときもひっかかることがなくスムーズです。

 

底面のラジアントボトム!!

実はこれが一番想定外の優秀なポイントでした

実際に使ってみると、本当によく焼けます。

火力を一つ落としてもいい。

いや、むしろ落とさないと焦げるくらいよく焼けます。

電気料金が高騰している今となっては、とても助かっています。

 

こちらが1年後の底面です。

 

底も少しだけ茶色くなってきました。

コーティングは傷みもなく、とてもきれいな状態を保っています。

IHなので見た目の変化はほとんどありませんが、ガス火で使っている人は、もっと派手に茶色くなっているようです。

 

サーモポイントも活躍しています

理由は2つあります。

  1. 食材を入れるタイミングがわかりやすい
  2. コーティングを守るために役立つ

バッラリーニのサーモポイント

 

レシピでよく『熱したフライパンに─』という表現がありますよね。

これが一目でわかります。

料理に慣れていない人や、焼き頃をきちんと確認したいという人には、とても役立つ機能です。

 

2つ目のコーティングについては、意外に思われるかもしれません。

でも、この役割もとても重要です。

フライパンや鍋のコーティングを長持ちさせるには、空焚きや急激な温度変化は避けなければなりません。

フライパンの熱しすぎはもちろん、使い終わったあとに、水をかけて急激に冷やすのもよくないのです。

このサーモポイントが緑色に変われば、安全に洗うことができます。

 

1年たっても、サーモポイントは確認しながら使っています

「そのうち慣れて、見なくなるかな」と思っていたのですが、やはりチラッと一目で確認できるのは、とても便利でした。

 

フェラーラのちょっと気になったところ

  • 浅い
  • 振るにはすこし重い   

 

バッラリーニには、もともと『浅め』と『深め』のフライパンがあります。

私が購入したフェラーラの20cmのフライパンは浅めのタイプです

ちょっと食材が多いと、炒めている時こぼれやすくなります。

その反面、お皿に移す時にはとても楽です。

 

ラニチウムコーティングでも深いタイプのフライパンもあります。

ステラは深型ですが、フェラーラよりも軽量、価格もお手頃です。

焼きごろお知らせ機能はないけど、深くて軽いステラ

 

重さも少し気になりました

フライパン全体、底までしっかり加工されているせいか、ちょっと重量があります。

26cm前後の比較的大きいサイズの購入を検討されている方や、ガス火でフライパンや鍋を振りたい方は要注意です。

フェラーラの20cmのフライパンで0.55kgです。

直径26cmのタイプだと軽量のフェラーラでも0.85Kg、柄がステンレス製のトリノでは約1Kgあります。

 

今回メインでご紹介している20cmくらいの小さいフライパンなら、重量の心配はほとんどありません。

むしろ安定感ばつぐんです。

 

  

 

バッラリーニのフライパンはこんな方にオススメ

最後になりますが、このバッラリーニのフライパンは、こんな方にぜひ使っていただきたいというお話です。

 

頑丈なコーティングを探している人

フライパンのコーティングは大きく分けて、フッ素樹脂加工(グラニチウムコーティング、テフロン加工、マーブルコート、ダイヤモンドコートなど)か、フッ素樹脂を使わないもの(鉄やステンレスのフライパン、セラミック加工など)にわかれます。

 

フッ素樹脂加工じたいの安全性については、

  • 発がん性物質PFOAは今のフッ素樹脂加工には使われていない
  • 空焚きなどで260℃以上にならなければ問題ない

と言われています。

 

料理しているとき(食材が入っている状態)の調理温度は150〜190℃くらいです。

鍋やフライパンを、火にかけたまま放置しなければ大丈夫なので、毎日の料理に使うなら、むしろコーティングされているフライパンや鍋の方がオススメです。

焦げ付きや、しつこい汚れから開放され、料理が楽になります。

 

ですが、どのくらいコーティングがもつかという疑問は、最大の関心事でありながら、実際に使ってみなければ、なかなかわかりません

 

1年使った私yamakoの感想は、今まで使ったフライパンの中で一番よいコーティングです。

だんだん扱いが慣れて雑になってきましたが、傷もつかず、加工表面の頑丈さは群を抜いています

バッラリーニのコーティングについては、グラニチウムコーティング以外でも「2〜3年たって傷んだから買い替える」という書き込みも見られます。

基本的な使い方さえ守れば、長く使えそうです。

 

料理のときの熱や火の伝わりが気になる人

検証していないので、あえて『省エネになる』とは書きませんが、そんな気にさせてくれるくらい、熱の伝わりは良好です。

ラジアントボトムはバッラリーニのフライパンや鍋の中で、IHに対応しているタイプに採用されている底の形状です。

効率よく熱を伝え、さらに熱による変形を防ぐように設計されています

IHのプレート表面にしっかり接地し、厚みのある底面で、厚い肉でも均一に焼けます。

サーモポイントが赤くなりはじめたら、弱火にしてもちゃんと焼けるので、助かっています。

 

味の素の冷凍ギョーザも美味しく焼けました。

オシャレなフライパンで気分を上げたい人

YouTubeSNSで見かけることが多いだけあって、実物を手にすると気分が上がります。

新しい道具を持つとやる気は出るし、バッラリーニなら料理の仕上がりまでよくなるので、ますます楽しくなります。

私のように、腕前は微妙だけど料理が好きな人は『よい道具に助けてもらう』のもありだと思います。

 

「とりあえずバッラリーニを買ってみようかな」と思ったら、こちらもオススメ。

評判がよい滑らか系ケラヴィスコーティングで、サーモポイントもついているリパリは、軽くて使いやすいエントリーモデルです。

お手頃価格で高機能な人気モデル

ラニチウムコーティングのような癖がないので、「早く買えばよかった」「両親にもプレゼントしたい」という口コミが多いのも特徴。

今はアマゾンで3,000円前後で買えるコスパも魅力です。

 

【まとめ】バッラリーニのフライパンで料理が楽しくなる

今回は私yamakoが購入して愛用しているバッラリーニのフライパンをご紹介しました。

日々の料理も、お気に入りの調理器具でますます楽しく、さらにやる気も出ます。

とにかく色んな食材を、どんどん焼きたくなるフライパンです。

ぜひ、お試しください。

 

それでは、また。

 

 

 

 

◆参考サイト◆ 

日本化学工業協会 : フッ素樹脂加工フライパンの空焚きに注意

株式会社吉田SKT : フッ素樹脂(テフロン)の安全性とは?テフロン加工製品を使うとき気になる安全性について解説 | コーティングマガジン | 吉田SKT

 

 

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