こんばんは。
医薬品登録販売者で『食生活アドバイザー』資格取得を目指し、必死で勉強中のyamakoです。
自分の記憶力のなさに絶望中です。
さて。
HatenaBlogさんの今週のお題「下書き供養」。
ずっと出しそびれていた記事がありました。
長引くSTAY HOMEで飽きてきた方に、オススメの映画(DVD)です。
● ● ●
以前、こんなツイートをしました。
ずっと前に観たアリス、またどうしても観たくなってDVD😅購入。未だDVD派です😁仕事が終わったらゆっくり観ます❤️ #おすすめ映画 #アリス #TimBurton pic.twitter.com/498sZxLS4i
— yamako (@base23231) 2021年1月24日
日記を見返したら、2010年に『アリス・イン・ワンダーランド』の3D版を映画館で観ていました。
せっかくの3D映画でしたが、はじまってすぐに酔ってしまい、ほぼ全編、メガネなしで観るはめになりました。
苦い思い出です。
そんな訳で、ちゃんと観たのは、実は今回が初めてです。
続編の『時間の旅』も一緒に買ってみました。
我が家ではDVDしか観られませんが、映像がとてもきれいなので、ブルーレイならまた違って見えただろうなと、しみじみ思いました。
映像と言えば、"ティム・バートン監督"というところで、すでに画面的な好き嫌い論争が起こりそうですね。
yamakoは好きです。
この映画は2編とも、『不思議の国のアリス』を題材にしつつも、実は原作とはまったく違うストーリーです。
ベースにはなっていますが、かなり、とても、ものすごく違います。
それが良い点でもあり、いまいちな点でもあります。
ここで少し、本のお話を。
『不思議の国のアリス』が発表されたのは、1865年。
児童文学の古典とも言うべき作品で、とても昔の本なのです。
書籍としてはあまりにも有名な『不思議の国のアリス』ですが、かなりクセ強めな作品なので、途中で挫折、あるいは怖くて印象悪いという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
話そのものも夢物語、奇想天外なものですし、ベースには日本人にはあまり馴染みのない"欧米の古いお話"や"言葉遊び"が盛り込まれています。
馴染みのない文化が、さらに不思議が散りばめられた話で展開していくので、内容的にもついていくのがなかなか大変です。
しかも翻訳(今は新訳があります)が、ちょっと独特な雰囲気を醸し出しています。
現代の読みやすい翻訳とはスタイルが違います。
かなり風変わりで、正直読みづらい文体です。
そういった意味で『不思議の国のアリス』にアレルギー反応が出てしまう方には、むしろこの映画は向いています。
本を読んで、『何が面白いんだ』と思ったみなさま。
たぶん「ああ、なるほどね。そういう世界観だったんだ」と、ある意味、納得していただけるかと思います。
ストーリーが現代的(とくに2作目の『時間の旅』)なので、原作を知らなくても大丈夫です。
まったく問題ありません。
むしろ原作のファンの方、思い入れがある方には、不満の残る映画かもしれません。
それこそ「話が違う」と言ってしまえばそれまでです。はい。
主人公のアリスが、2作品、どちらも子供ではありません。
立派なおとなです。
自ら考え、信念を持ち、その信念のために戦います。
愛と勇気とアドベンチャーです。
この「ベースとなった昔話とはちがって、主人公自ら剣を持って戦う」という展開は、『白雪姫』でもありました。
▼コチラです▼
観た時は、けっこう衝撃的でしたが、今どきの物語は、こうでなくてはいけません。
これが現代のワールド・スタンダードです、たぶん。
今のアメリカらしい娯楽映画として、楽しむには最高だと思います。
スカッとします。
深読みすると、「いるいる、こういう人!」という、今の社会も反映されているような気さえします。
マウントとるだの、モンスターだの。
いまどきの人間関係も、これまでの常識の枠を飛び出して来ていますから。
突拍子もないように見せかけて、意外と、
「いるかも」
と思わせる世界です。
もし、『不思議の国のアリス』を、本でまた読んでみようかなと思った方には、可愛いイラストの現代版をご紹介します。
挿絵も何もかも、現代の子ども向けなので、違和感があるかもしれませんが、とても読みやすくわかりやすい訳です。
そもそもが児童文学(子どもの読み物)です。
「現代で出版されたらこんな風な仕上がりだったのかな」と楽しめるのではないでしょうか。
● ● ●
今回は、下書きのまま眠っていた記事を、お披露目させていただきました。
これからゴールデンウィークもやって来ます。
ですが、世の中が、一気に『二年前の今日』に戻れるとは思えません。
ご紹介した映画が、ひまつぶし、そしてストレス解消、さらに家族の話題作りにもなれば、と思います。
それでは、また。