こんにちは。
おうちで過ごす時間が大好きなyamakoです。
購入品のレビューや、医薬品登録販売者の立場からヘルスケア情報を発信しています。
今回は購入した血圧計のレビューです。
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みなさん、血圧計はお持ちですか?
yamakoは若い頃は、低血圧でした。
最高血圧(収縮期血圧)が70mmHg、最低血圧(拡張期血圧)が50mmHgくらい。
"朝が苦手"という理由にしていましたが、内科の先生いわく、その関係性ははっきりしないそうです。
そんなyamakoですが、一年ほど前、たまたま父の部屋にあった血圧計で測ってみたら、最高血圧が140を超えていました。
この数字はふつうに『高い』のです。
かなりの衝撃です。
ふらっと通りかかって、なんとなく測っただけです。
別に激しく動いていたわけでもないのに。
いわゆる『高血圧』と言われるのは、家で測った血圧の平均が最高135mmHg以上、最低85mmHg以上のことです。
細かい区分がありますが、この数値を目安に薬などによる治療がはじまることが多いようです。
ただし他の病気や年齢などにより、担当の先生の判断は変わることもあります。
yamakoとしては、『自分は血圧が低い人』とずっと思っていましたが、年齢が上がるにつれて、事情が変化していたのです。
(本当は血圧測定は一発勝負ではありません)
血圧が上がる原因は、いろいろ考えられます。
- 太りすぎ
- 運動不足
- 過労やストレス
- お酒の飲み過ぎ
- 喫煙
- 食生活では、塩分の取りすぎやカルシウム・カリウム不足
- 老化
老化以外、なんとか生活習慣を改善することで対応できそうではあります。
これがなかなかむずかしいのですが、手段はあります。
ところで、血圧が高いと色々指導を受けることとなりますが、何がいったい悪いのでしょうか。
ここからは実際のところ、「血圧が高いとどうなるのか」というお話を少し。
一番心配されるのは、他のとても重い病気の引き金になるということです。
『高血圧症』も病気ですが、頭痛や耳鳴り・めまいなど、症状が出てもやり過ごしてしまったり、むしろ無症状の方が多いと言われています。
この場合は、検診などで指摘されないかぎり自覚できません。
ここで放置されて高血圧の状態が続くと、動脈硬化や、脳や心臓の病気になることがあります。
たとえば動脈硬化は、血管の中での出来事なので、それじたいでは痛みや不快感を感じることができず、検査してはじめてわかるものです。
(『動脈硬化』は"血管が硬くなる"イメージかもしれませんが、血管の途中がボコっと狭まる感じだと思ってください。そこがつまると大変なことになります)
ですが、この動脈硬化は、脳や心臓で起こる命にかかわる病気の引き金になる可能性があるのです。
脳の血管が損傷すると脳梗塞や脳出血など、心臓でも心筋梗塞や心不全、いずれも命を脅かす病気です。
さて、問題は『老化』『加齢』による高血圧です。
これはある意味避けられない問題でもあります。
歳をとらない人はいませんものね。
一般的に高血圧患者は男性の方が多いと言われていますが、高齢者ではほぼ同じくらいの割合になっています。
女性の高血圧患者は、50歳代から増える傾向にあります。
yamakoもこのグループに入っています。
原因として考えられていることは、
- 血管の柔軟性が失われる
- 血圧のコントロール機能が低下する
などです。
もちろん運動不足や栄養の偏り、長年の生活習慣も影響を及ぼします。
「高血圧になるのは男性や肥満の人」「若い頃は血圧が低かった」「家系に誰もいないから」と油断せず、やはり血圧は定期的に測ってみましょう。
ごく最近の研究では、高齢者の血圧が上昇する仕組みが解明され、これを治療や発症の予知に使えるのではと期待されています。
ですが、それはまだ先の話です。
今できることは、予防であり、異変を早く知って適切な対応をとることです。
そんなわけで、yamakoも血圧計を買ってみました。
手首に巻く、簡単なタイプを選びました。
面倒くさがりなので、とにかく手間のかからないものを選択。
さっそく箱を開けて計測。
箱の中には、ケースに入った本体、試用電池、取扱説明書などが入っています。
すでに何かの病気や怪我で病院にかかっている方は、念のため先生に相談するのがベストです。
測る時に、かなり血管を圧迫します。
実際に測って、こんな感じでした。
高くもなく、低くもなく、無難な数値です。
とりあえずほっとしました。
(それでも、若い頃よりは上がっている)
ここ一年、「血圧が高くなっている!」と衝撃を受けた日から、運動はほぼしていませんが、塩分だけは控えてきました。
減塩しょうゆに減塩めんつゆ、減塩の鶏ガラスープの素、減塩みそ、減塩カップスープ、減塩ソースに減塩の塩。
慣れはしましたが、たまに塩辛いものが食べたくなります。
yamakoの血圧は、その後もこのくらいの値で安定しています。
当時、かなり精神的に疲れていたので、あの頃の生活環境のせいだったのか、あるいはたまたまだったのか。
それでも、この一年の(たぶんこれからも続く)減塩生活のよいきっかけになったと思います。
ところで。
家庭用の血圧計には、大きく分けて2つのタイプがあります。
病院や検診時に使うのと同じ上腕で測定するタイプと、手首に巻いて測るタイプです。
どちらの場合も、測る位置は『心臓と同じ高さ』なので、ほぼ必ずこの高さになる上腕式の方が正確と言われています。
手首式ですと、血圧計を巻いた状態で、心臓の高さ=上腕=手首になるように調整しなければならないわけです。
測る際には、必ず高さを確認しましょう。
ですが、手首式のよいところは、やはり手軽さです。
とにもかくにも『測ること』に意味があります。
使いやすい、続きそうな方を選んでくださいね。
血圧を一度で正確に測定するのは、なかなかむずかしいところです。
血圧にはいろんな要素が影響します。
- 測る体勢や巻き方
- 直前の行動(運動)
- その場の雰囲気(病院か自宅かなど)
- ストレス
- 飲んでいる薬
- 性格
など、本当にたくさんあります。
では、自宅で測ることが無駄かというと、まったくそんなことはありません。
病院でも、先生が知りたいのは普段の血圧なのです。
できれば自宅で、同じ時間に、同じ状態で測るようにします。
食後やお風呂上がり、運動直後は避けて、毎日でなくても大丈夫です。
続けて測ってみましょう。
あまり数値に変化がなくてつまらないかもしれませんが、それが『良いこと』ですから、ぜひ続けてみてください。
医療機械メーカーのタニタには、公式通販サイトがあります。
壊れたらと心配な方は、公式サイトでの購入なら無料の会員登録で3年間の保証がつきます。
いざ、久しぶりに測ろうと思ったら使えない。
そんな経験のある方は、ぜひ公式サイトをご利用ください。
(消耗品など保証外のものもあります。詳しくはタニタの公式サイトでご確認ください)
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今回のテーマは『高血圧』。
もしや、自分にはまだ関係ないと思われているかもしれませんが、若い方でも用心にこしたことはありません。
また、ご家族の中に、耳鳴りやめまい、頭痛などを感じはじめた方がいらっしゃいましたら、ぜひ血圧測定と、予防のための健康管理をすすめてみてください。
体の数値は変調を知るきっかけになります。
血圧はもちろん、体重、視力なども何か教えてくれるかもしれません。
なんでもないと思っても、たまにはチェックしてみましょう。
それでは、また。
◆参考サイト◆
高齢者高血圧の発症機序を解明 ~食塩の関与~[東京大学先端科学技術研究センター]