こんにちは。
医薬品登録販売者のyamakoです。
今回は、『免疫力を上げる食事』についてです。
ちょうど、HatenaBlogさんの今週のお題は「鍋」です。
食材たっぷりの鍋でも食べて、体の内側から強化してゆきましょう。
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ところで、もうすでに皆さん、ウイルスの感染対策は十分されていると思います。
スーパーへ行っても、職場でも、マスクをしていない人の方がまれです。
実際のところ、マスクと手洗い以外、ウイルス対策としてできることはほとんどありません。
ですが、不思議なことに、ずっと同じことを続けていると「もう少し何かないかな」と新たな対策が気になりはじめてしまいます。
そこで考えた『あとちょっと』。
それが日々の食事です。
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毎日の食事の中にも、免疫力をあげてくれるものがあります。
具体的には、
- 『発酵食品』
- 『食物繊維』
- 『ビタミンやミネラル』
などです。
私たちが食事で強化すべき場所、それはすばり『腸』です。
病気のもととなるものを見つけ、やっつけてくれるのが"免疫機能"ですが、その60〜70%は腸のお仕事なのです。
つまり、腸内環境を整えることで、免疫力の低下を防ぎ、さらに積極的な強化も期待できます。
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腸内環境を整えるといえば、乳酸菌飲料やヨーグルトが有名ですね。
『腸内環境を整える=腸内の善玉菌を増やす』というのが一般的です。
スーパーの乳製品の棚には、迷うほどの様々な『菌』が並んでいます。
でもどうして、こんなにたくさんの製品があるのでしょうか。
不思議に思ったことはありませんか?
それは(もちろんメーカー様の開発努力もありますが)、人それぞれ『腸内環境』が違うからなのです。
腸内細菌は1000種類以上あり、腸内でのその構成は、実にさまざまです。
ですから、どんなに機能が優れているというキャッチコピーがついていても、体に(お腹に)合わなければやめたほうがいいでしょう。
具体的には、
- 飲みはじめたらお腹が下った
- お腹がはる
- グルグル音がして不快である
などの症状が出たら、いったんは中止して様子を見ましょう。
できれば、他の種類を試すのは、調子が戻るまで待ちましょう。
腸だけではなく、飲んで胃がムカムカしたり、重く残っている感じがしたら、やめた方がいいかもしれません。
乳酸菌飲料にもいろいろなタイプがありますので、我慢して飲み続ける必要はありません。
同じように腸内環境を整えてくれる食べ物は、『発酵食品』『食物繊維』などがあります。
『発酵食品』はヨーグルトの他、納豆、漬物、みそ、『食物繊維』は野菜や穀物、豆類などでとることができます。
どちらも一度に大量にとり過ぎると、かえってお腹を壊したりすることがあるので、適量をこまめに摂取しましょう。
他にも免疫力を強化してくれる栄養素があります。
お茶やりんごなどに含まれるポリフェノールや、青魚に含まれているEPAなどが腸壁の炎症を抑えてくれるとも言われています。
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ここまででお気づきかもしれませんが、実にたくさんの栄養素が、免疫細胞に関わっています。
そこで、おすすめする料理が『鍋』なのです。
鍋にはたくさんの材料が入るからです。
タンパク質やビタミン、ミネラルは主に肉・魚介類・卵などからとることができます。
鍋の材料にはぴったりですね。
野菜も練り物などの加工食品も、どんどん煮て食べられます。
免疫力アップには、理想的な料理と言えます。
鍋の味付けは、できれば発酵食品である『味噌』『キムチ』などがオススメです。
ただし、塩分のとりすぎは免疫力を強化してもフォローできませんので、気をつけてください。
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暖かいものを食べる、そして、きちんと栄養をとるのはもちろんですが、体を休めて体力の回復をはかることも重要です。
体温が1度下がるだけでも、 免疫力は30%落ちると言われています。
ストレスや睡眠不足も、免疫力の低下を招くおそれがあります。
どんなに気をつけていても、目に見えないウイルスや菌は、体の中に入って来てしまいます。
感染リスクをゼロにすることはできませんが、免疫力を保つことで、少しでも早く健康を回復できるように準備しておきましょう。
美味しく免疫力アップ、今日は鍋にしてみませんか?
それでは、また。
◆ 参考サイト ◆