キョウツカ・すっきりするブログ

医薬品登録販売者として長く勤務しました。ヘルスケアから料理・栄養、暮らしの情報まですっきりする話をご紹介します。

ラジオ体操をとりあえずやってみよう[簡単な運動のはじめ方]

[2020年10月3日更新]

テレビ体操の時間再び修正しました。

午後のテレビ体操は、14:55から(通常)に戻りました。

 

 

運動しなきゃと思ってはいても、なかなかキッカケがないものです。

とくにこの時期、外出にも気を使います。

かといって、あらためて家で何かしようと考えてみても、それも思いつかない…。

 

そんなお困りの方には、ラジオ体操をオススメします。

一生懸命しなくてもいいんです。

特別な道具も必要ありません。

とりあえず体を動かすことからはじめましょう。

 

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運動について、みんなが気づいている事実

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『運動』についてのイメージ、どんな感じでしょうか。

私が思いつくものを、ちょっと書いてみたいと思います。

 

  1. 急にやるのはよくない
  2. 過度の運動は体によくない
  3. 運動能力には個人差がある
  4. 思ったよりも効果がでない
  5. でも、運動はしたほうがいい

 

いかがですか?

運動が習慣化している方はともかく、ふだんやらない方からは、「運動」ってこのようなイメージではありませんか?

 

実はこれは、正解です。

みなさん、これまでの経験上知り得たことで、実感したことだと思います。

 

とにかく、した方がいいんです。

それも事実、その通りです。

 

「面倒だし、そのうちやるつもりではあるけど…」

 

私がお店で登録販売者として働いていたときに、よくきいた言葉です。

私自身も大人になってから、憧れていたクラシックバレエを習っていましたが、やめてからは逆に全然動かなくなりました。

 

ですが、職業上、とくに慢性的な肩こりや、便秘、気分が沈みがちというお客様には、ほどほどの運動をおすすめしていました。

腰痛や膝痛、首痛、頭痛などあまり動かない方がいい方もいます。

症状や持病にもよりますが、基本的には軽い運動がオススメです。

 

その理由は「すっきり感」です。

庭仕事や洗車など、「運動」とはいえなくても、一生懸命動いた後、何か気分がスッキリしていることはありませんか。

それ、気のせいではないのです。

 

 

『簡単』と『爽快感』が続けるコツ

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体を動かすと、それが大変な運動であればあるほど「苦痛を緩和するための物質」が脳の中に出てきます。

これは『脳内麻薬』と呼ばれたりしますが、ちまたの『麻薬』のような悪い成分ではありません。

たんに体の中で(勝手に)出てくる物質の1つです。

 

医学的にはっきりしているのは、ジョギングやウォーキングで長距離または長時間、しかも体の負担になるスピードで動き続けた場合などに出てくる、ということです。

 

「大変」だから「楽にするため」に出てくるわけです。

こんな「大変」な運動は、運動初心者には、とうていオススメできません。

心臓にも悪いし、血圧も急激に上がり、倒れかねない状況になってしまいます。

 

いつかはそこまで、がっちり運動できるようになれば、それはそれで楽しいはずです。

ですが、今はとりあえず、その前の段階です。

 

『脳内麻薬』とまではいかなくても、体を動かすと、交感神経という「体にエンジンをかける」神経が活発になります。

これだけでじゅうぶん、気分はすっきりします。

そんなに無理をしなくても大丈夫です。

 

交感神経の逆の作用が副交感神経です。

こちらは気分を楽に、リラックスさせてくれます。

2つの神経は合わせて自律神経と呼ばれています。

 

自律神経は自分ではコントロールできない神経で、体の各所でかなり繊細な働きをします。

ストレスにも影響を受けやすいので体調不良の原因になることもしばしば。

ストレスを感じない簡単さ、手軽さもラジオ体操のおすすめポイントなのです。

 

この自律神経をなるべく良好な状態に保つためにも、体を動かしたり、美味しいものや好きなものをほどほど食べるのがいいそうです。

そして休むときは休む。

メリハリが肝心です。

 

 

ラジオ体操をすすめる理由

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 何かをはじめるというのは、意外と面倒なものです。

 

今は天気が悪いから。

このあと用事があるから。

靴もトレーニングウエアもないから。

なんか今日は気乗りしないから、明日からにしよう。

 

しない理由はいくらでも思いつくし、実際そうなのだから仕方ありません。

 

天気が悪いのにウォーキングやジョギングはできません。

用事があるなら用意しなきゃならないし。

ジムに行くなら、ちゃんとしたウエアやシューズが必要です。

気分が乗らない時に無理すると、怪我することもあります。

 

間違っていませんよ。

その判断は。

 

でも、このままでは、いつまでたっても運動はできません。

だから簡単にはじめられる『ラジオ体操』なのです。

家の中で、わずか3分で終わります。

 

服装も自由だし、シューズも必要ありません。

何よりも、動作を覚えていますよね。

あらためて教えてもらうことも何もありません。

 

こんな便利な運動、他にあるでしょうか?

やらない言い訳がみつからない。

これがおすすめする理由です。

  

 

効果的な方法は『集中』

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簡単であるがゆえに、なんとなくふらふら腕を上げ、なんとなく腰を回し、体操だかなんだか、微妙な方をよく見かけます。

事務所の朝の体操なんて、目ではパソコンの画面見ているくらいですから、あまり意味がないです。

 

運動の代わりに、あるいはとっかかりとしてラジオ体操をするなら、ぜひ、集中して3分間(正確には3分ちょっとあります)がんばってください。

よけいに力を入れることはありません。

ただ、腕や足の動きに集中してほしいのです。

 

ちなみに、普段動かない人、最近まったく動いていない人は、ラジオ体操第1だけでやめておいたほうが無難です。

第2の方はもともと「より運動が必要な人向け」にできています。

反動や勢いを使う動きも多く、かつ動き自体が速いので、慣れていないと「ただ雑にこなすだけ」になってしまいます。

 

体が動くようになるまでは、ラジオ体操第1をていねいに繰り返し練習しましょう。

 

腕を回すにしても、力任せにぶんぶん振り上げるのではなく、きちんと動きをコントロールします。

重力や反動に頼らないで、自分の意志で動かす。

1つ1つの動作に気を配ると、第1体操でも意外とこれが疲れます。

 

そうやって意志を持って体を動かすことで、不用意に関節や筋肉を痛めずにすみます。

腕や足をあげる時もちろん、下ろす時も力を抜いてぷらんと体に腕がぶつかったりしないように、最後まで気を抜かずに『集中』です。

 

あくまで勢いではありせん。

なれないうちは特に、関節やすじを痛めないように気をつけてくださいね。

 

 

ラジオ体操(テレビ体操)のスケジュール

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NHKのラジオ体操は、よほど重大な災害や事件がなければ、毎日スケジュール通りに放送されます。

今はラジオを部屋に置いていない方もいらっしゃると思いますので、テレビ体操も合わせてご紹介します。

 

ラジオ体操(ラジオ体操第1・第2、冒頭と合間に簡単な体操もあります)

▶︎毎朝6:30-6:40[NHK第1放送]

▶︎月〜土8:40-8:50[NHK第2放送]

▶︎月〜土12:00-12:10[NHK第2放送]

▶︎月〜土15:00-15:10[NHK第2放送]

 

テレビ体操(ラジオ体操第一・第二、みんなの体操、オリジナルの体操の4種類)

▶︎毎朝6:25-6:35[NHKEテレ]

▶︎月〜金9:55-10:00[NHK総合]みんなの体操(ラジオ体操より負担の少ない体操です)のみ

▶︎月〜金14:55-15:00[NHK総合]いろいろな体操を1つ放映中

 

 

まずテレビで基本的な動きを確認しましょう

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ラジオ体操は日常に馴染んだ体操ですが、まずは映像で基本の動きを確認しましょう。

難易度の高い第2体操は、うろ覚えの方も多いのではないでしょうか。

 

オススメは、 早朝(6:25-6:35)のEテレと、午後の総合(※14:55-15:00)です。

※変更の場合あり

 

Eテレだと日曜日にはラジオ体操第1第2の両方が観られます。

他に月・水・金が第1体操、火・木・土が第二体操です。

 

朝早いのは苦手という方は、午後の総合での放送があります。

月曜日に第1体操、水曜日に第2体操を観ることができます。

 

YouTubeが観られる方は、コチラです。

ラジオ体操第1[NHK公式]

ラジオ体操第2[NHK公式] 

 図解のダウンロード(印刷)もできます。

 

 

軽い運動からはじめよう

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体を動かす習慣ができると、次はなにをしようかと、どんどん動けるようになります。

日々の生活の中でも、長い人生の中でも、運動は欠かせません。

 

体調の悪い方は無理せず、動くのが大変だと感じる方は、できる範囲で大丈夫です。

動くことで、体のスイッチが入り、心の健康も期待できます。

 

ぜひ、小さなチャレンジからはじめてみましょう。

 

 

 

 

 

 

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