大切な子どもたちの作品ですが、収納や保管に困っていませんか。
もちろん唯一無二、今後二度と生まれない名作です。
簡単に処分するわけにはいきません。
子どもたちも頑張って作りました。
パパやママも、それを知っています。
何よりも「気持ち」の問題なのです。
今回は、日々生まれ続けるであろうたくさんの名作を、子どもたちも、パパもママも、おじいちゃんもおばあちゃんも、みんなが大切にできる形で残す方法をご紹介します。
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まず、特等席に飾る
作品は実物そのものが、一番迫力があって素晴らしいのは、みなさんご存知だと思います。
これは世の中のどんな名画、名品でも同じことです。
まずは、みんなが見られる場所に飾りましょう。
でもちょっと待って。
思い返してみてください。
飾っている間に、壊れてしまうことはありませんか。
きれいな色紙が貼ってあったのに落ちてしまったり、絶妙なバランスだった建物が、いつのまにか傾いていたり。
子どもの作品は、いつも微妙なのです。
さらには、お兄ちゃんお姉ちゃんの傑作を、下の子がいじって壊してしまう。
悪気はなかったのです。
でも、頑張って作った本人たちはとても傷つきます。
ケンカのもとになるのはもちろん、壊れてしまったものは、元には戻りません。
人間関係を学ぶにはいい機会とも言えますが、そんなことがたびたびでは、パパもママも疲れてしまいますよね。
一番、気の毒なのは、本人が見せて歩いている間に壊してしまうパターン。
本当に残念ですが、実はけっこう多い気がします。
なるべく手の届かないところにしばらく飾ったら、すみやかに保管しましょう。
先に保険をかけておく
この「保険」は文字通りの保険ではなく、危険が及ぶ前に、写真に収めておこうという防御策です。
持ち帰ったら、すぐに撮影しましょう。
スマホでもカメラでも、なんでもいいので、一枚は必ず撮っておきます。
もし可能なら、制作者である本人にも撮ってもらいましょう。
上手に撮れれば、なお達成感が生まれます。
出来栄えが不安なら、あとでご両親が撮ってあげてください。
そのとき、大変だったこと、作品のポイントなど、本人のこだわりもきいておくといいかもしれません。
大人が気づかないポイントが案外、散りばめられているものです。
たまに、聞いてもよくかわらないこともありますが。
作品を持ち帰ったら、まず写真を撮る。
これが最善策と心得ましょう。
子どもの作品は、「何が起こるかわからない」のです。
収納スペースは大人の事情
残念ながら、保存収納しておけるスペースには限りがあります。
これはあくまで、大人の事情で、かつ、ゆるぎない事実です。
過去の作品にこだわりがない子もいますが、大変な思い入れがある子もいます。
「処分」=「捨てる」とはなかなか言いづらいものです。
そこで、保管のカタチを変えることを提案しましょう。
写真を撮ってもらい(どんな下手な写真でも)、それを保存しよう、ずっと残そうと。
絵や折りたためるものは、専用のファイルやボックスも用意して、すべてを写真だけにするのではない、ということも伝えます。
そして最後は、ちゃんとした製本にすると約束します。
「写真集みたいに、お気に入りの図鑑みたいに、かっこよくするよ」
子どもが自慢できる作品集に
子どもたちが友達や、訪ねてきた大人たちに、喜んで見らせられるように、きちんと製本することをオススメします。
子どもは、まわりの反応をとてもよくみていますよね。
大人のリアクションで、子どもはその価値を察します。
長く残すという意味でも、本の出来栄えは大切です。
今回オススメするのは、『BON』というシリーズのフォトブックです。
聞きなれないブランドかもしれませんが、『BON』はMUJIBOOKS(無印良品)が推奨するフォトブックサービスです。
世界的ブックデザイナーと創業100年の印刷会社の共同開発により生まれました。
無印良品のコンセプトやインテリア・ファブリック、小物がお好きな方はもちろん、「他の人と違うものを作りたい」、「しまいこまずに飾りたい」方にもオススメです。
思い出は身近におこう
大きくなってから、片付けなどをしていて、自分が子どもの頃の作品を見つけることがありませんか。
当時は(ちょっと年代によって差がありますが) 、写真は気軽にすぐ撮れるものではなかったので、「写真に残す」という方法は、選択肢になかったかもしれません。
親の気持ちはとても嬉しいのですが、あなたの思い出としてどうでしょうか。
見る機会がなく、思い返すこともないと、記憶も薄れて、どんな気持ちで作ったのか、描いたのか、すっかり忘れてしまっていませんか。
思い出は身近において、みんなで振り返ってみましょう。
作品だけでなく、すてきなフォトブックに残るのは、それを作った頃のすべての時間かもしれませんよ。