不用品を片付け、すっきり暮らしたいと思っているなら、季節の変わり目がチャンスです。
断捨離は思い切りが肝心です。
思い立ったが吉日。
今まで手をつけていなかった、捨てられなかった眠れる品々を見直してみませんか。
季節が変わる時、家の中で、装備設備の入れ替えが行われます。
いま、この記事を書いているのが6月ですから、冬に使っていたものをしまい、夏に使うものを用意する時期になっています。
寒い時期から暑くなる時期への入れ替えの特徴は、出すものよりも、しまいたいものの方が圧倒的にかさばるということです。
しまう場所の面積を考えると、明らかに、いま出したものより、しまうものの方が多く困難を極めるのが、この時期の入れ替えなのです。
不思議なもので、出して使っていたものたちには、かつてはしまわれていたスペースがあったはずですが、それがいつのまにか失われているという事実。
収納場所に隙間ができれば、そこに何気なく他のものがしまわれる。
とくに「捨てられない人」が、ついついやってしまうことです。
これが寒くなってからの数ヶ月間続くのですから、冬の装備が戻ってくると、いろんなものが行き場を失っているのです。
最近は、衣替えを行わず、一年中クローゼットにかけたままというスタイルも増えましたが、家の構造によっては、やはり多少の出し入れが必要になります。
この「しまう場所がない」という物理的にしかたのない状況を利用して、断捨離しましょう。
せざるを得ない、今がやりどきです。
持ち物が少なくなると、いいこともたくさんあります。
- 掃除が楽になる
- 探し物が少なくなる
- 今の状態を維持したくなる
- 余計な買い物をしなくなる
そんな風に上手くいくかしらと、思われるかもしれませんが、実体験です。
そもそも、掃除が大変なのは、物が多いからです。
部屋が広くても、片付いていれば、代わりにやってくれるロボットも今はいますし、フロアワイパーを使って、片手間でささっとすませることもできます。
部屋が散らかっていると、ロボットの通り道を確保するために、まず床を片付けなければなりません。
床に、物を置いていませんか?
たとえば、こんな本も参考になるかもしれません。
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それぞれの住宅事情や暮らし方により、必ずしも「床に物を置くこと」が悪いわけではありません。
正直、ローテーブルに座椅子、布団で寝る生活だと、床に物を置くのが、生活のしやすさに繋がることもあります。
「断捨離」を提言された著者の方も、散らかさない・物を増やさないルールの1つとして紹介しています。
掃除や生活の中での手間を考えると、何か「これをやってはいけない」というルールをしっかり決めてしまったほうがいいそうです。
基本的に、しまう場所は限られています。実家やレンタルルームに片付けられるという人でも、無限ではありませんよね。
スペースを生かして、さらに持ち物を生かして、心地よく生活する。
断捨離や、身の回りの品物の整理も、そのための一過程なのです。
まず、始めましょう
[ 目標:スペースの確保 ]
断捨離の第一歩は、迷わない、単純作業にしましょう。
簡単なのは、見た目にもあきらかなゴミをゴミ袋に入れることです。
ためらわずに「ゴミ」と言えるものを、どんどんゴミ袋にいれましょう。
同じ用途のものが大量にあるときも、普段使っているもの以外は、いったん処分します。
洗剤、食器類、タオルなどです。
今大量にあるものは、今後も自然増殖する可能性が大です。
そういったアイテムは、定期的に整理した方がストレスも減ります。
▼ここで注意すること▼
- チラシ以外の紙類は要注意→必要書類ではありませんか
- 家族の持ち物→自分で覚えのないものをなんとなく捨てるのはダメ!!
- 無理にゴミを作らない→ゴミを集める事じたいが楽しくなっていませんか
片付けハイになると、何でもかんでもどんどん捨てたくなります。
気をつけましょう。
秋冬物は、しまう前に思い返してみる時間が必要です。
この冬、あなたが今、手にしている物は使いましたか?
冬は冬でも、毎年気温は違いますから一概には言えません。
でも、しまったところで、来年出番はあるでしょうか。
「とりあえずしまう」前に、ちょっと考えてみましょう。
迷ったら保留する
[ 目標:先に進める ]
断捨離は、物を減らすだけではなく、気持ちもすっきりさせる、前向きになるということも肝心なのです。
捨てたことを後悔してしまったら、本来の目的からは離れてしまいます。
迷った時の方法は2つあります。
- そのままとっておく
- とりあえず査定などに出してみる
何もしないで、時間がたつのを待つというのも方法です。場所を作って、「保管箱」を設置しましょう。
ですが、ない場所を無理に作って、奥に収納するのは賛成できません。
目につく場所に置いておけば、家族の意見や気持ちも変化するかもしれませんよ。
もう1つの方法は、リサイクルショップや専門の買取ショップに査定に出してみるという方法です。
一度手から離し、客観的な評価をしてもらうのです。
高値がついても、「売りたくない」と思えば取り戻せばいいのですし、もちろん気持ちよく手放して、また新しく買い換えたり、食事に出かけるのもいいでしょう。
その品物が生きているうちに、次の人の手に渡る機会ができれば、それは品物にとってもよいことです。
断捨離のタイミング
[ 目標:機会をつくる ]
季節の変わり目には、出すもの、しまうもの、両方とも今一度点検することをおすすめします。
日々生活に忙しいと、たまに「買い換えようか」「これはもういらないかな」と思っても、そのまますごしてしまいがちです。
先に、『まず、ゴミを片付けよう』と提案しましたが、どう考えても、地域のゴミ袋に入らないものや、入れてはいけないものがあります。
そうなると、処分のハードルは一気に上がってしまいます。
ここで、頼りになるのが、リサイクルショップです。
引っ越しなど、かなりまとまって処分しなければならない(←この「ならない」が重要です)ときには、お願いすることもありますよね。
管理人のyamakoも、過去に2回、地元のリサイクルショップにお世話になりましたが、2回とも引っ越しがキッカケでした。
転居する費用を減らすために、荷物そのものを減らす必要があったからです。
地元の業者さんだと、あらかじめ品物を指定してから予約、その後、小型のトラックで引き取りに来てくれました。
この方式では、品数が少ないとお願いしにくいのが本音です。
それにわざわざ来ていただくと、その場の査定金額に不満があっても、どうしても「売らなければならない」状況になるのです。
同じように感じている人は多かったようで、いつのまにか、かなり便利なシステムになっていました。
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宅配で送れて、個別に査定明細を作ってくれます。
対面でやり取りするのが心理的な負担になりそうだったら、こんなシステムも検討してみましょう。
サイトには、買取するジャンルと、どんなものが引き取れて、どんな物がダメなのか、詳しく載っています。
1つ1つの査定金額が出るので、家族みんなの不用品をまとめてお願いすることもできますよ。
断捨離といえば、洋服はさけて通れません
[ 目標:何となくはやめる ]
片付けやすく、手放しにくく、ちょっとやっかいな持ち物の筆頭が洋服です。
季節ごとに、しまったり出したり、慣れた作業だと思います。
ただ、ちょっと待ってください。
本当にその服は着れますか?
新品同様だとしても、はたして、これから、あるいはまた寒くなった時に、その服の出番はあるでしょうか。
もしかして、買ったときだけで実はあまり着なかった、なんていうことはありませんか?
店頭に行けば、今年の流行りのデザインや素材が並んでいますよ?
とくに春夏の服は、日差しも強いので、外干しすると紫外線で焼けて色はどんどん褪せていきます。
しまうときには気づかなくても、痛んでいる可能性はあります。
愛着があっても、ここは冷静に考えてみましよう。
捨てるのがもったいないと思ったら、リサイクルに出しましょう。
服飾品(洋服やバッグ、靴など身につけるもの)のリサイクルは専門の業者さんになります。
換金できる古着屋さんでもいいですし、無償で洋服のリサイクルをお願いできるボックスもいろんな場所に設置されています。
▶︎それぞれ回収する衣類種別、ブランド、状態などに制限があります
▶︎回収時にクーポンなどの特典がつくことがあります
サイトなどで確認しましょう。
あなたにも、リサイクルされる服にも、新しい出会いがあるかもしれません。
細かい雑貨は必要性とスタイル
[ 目標:必要なものを必要な場所へ ]
日用品や雑貨も、断捨離しやすく、効果が現れやすいものの1つです。
100円ショップができてからは、本当に、いろんな雑貨が手に入りやすくなりました。
▼雑貨屋さんあるある▼
- いつか必要になるかも
- とにかく可愛い
- これは便利だ!!
小さな雑貨は安価なだけに、ブレーキが効きづらいのも事実です。
買い物がストレス解消になる場合もありますから、買うのを無理にやめろとは言いません。
特に雑貨屋さんて、遊園地みたいな楽しさがあります。
ですが、あなたがコレクターではなく、増えすぎたものに逆にストレスを感じるようなら、一度、すべてしまってみることをおすすめします。
季節が変われば、自然と部屋の雰囲気や、装飾品なども変えてみたくなりますよね。
季節に合わせたものだけを残して、いったん収納してみましょう。
普通のダンボール箱で大丈夫です。
一度きれいに片付けてみると、また部屋が違って見えてきます。
もし、それで落ち着くようなら、そのままでしばらく過ごしてみては。
ダンボール箱から頻繁に出すものが、生活に必要なものです。
場所を決めて出してあげます。
いつまでも箱から出さなかったものは、残念ですが、今の生活や趣味には合わないものかもしれません。
処分の時期が来ていませんか?
自分や家族の生活やスタイルを見極めた上で、少しずつインテリアや雑貨を整えましょう。
必要でないと感じたものは、思いきって処分してみると、生活も変わってきます。
そして、いつのまにか集めてしまっていた文房具もしかり、です。
カラーペンやマジックなど、種類ごとに、ジップロックのような中の見える袋にいったん収納します。
まとめたら、みんながつかえる引き出しに入れておきましょう。
なければないで、案外困らないですし、必要で出すものは限られてきます。
みんなが使うものだけ出して、目のつくところに用意します。
趣味のものは断捨離から外す
[ 目標:無事に断捨離を終える ]
断捨離が進まなくなる原因は、ほぼここにあると言っても過言ではありません。
趣味のものに手をつけると、迷うし、もめるし、とかにく時間がかかるわりにすっきりしません。
とくに家族が口を出したりすると、なおのことです。
あくまで、断捨離の目的は、
- (きちんと収納して)生活をすっきりさせる
- (家事をやりやすく)ストレスのない、空間にする
- (くつろいで)気分良く暮らせるようにする
みんなの集う空間に趣味のものが散乱していたら、それはもちろん引き取ってもらいましょう。
あるいは家族で相談の上で、飾れる場所や、収納スペースを設けます。
断捨離を無事に終了させるには、「こだわり」のない部分を優先的に片付けます。
あくまでも、心地よく暮らすためという目的は忘れないように、気持ちに余裕を持って、品々と向かい合いましょう。
■ ■ ■
今回は、季節にからめてご紹介しましたが、断捨離は、 何かキッカケがないと始めづらいのも事実です。
そもそも生活に相当な支障がなければ、日常は淡々とつづいていくものです。
ですが、もし機会があれば、きっと「片付けたいもの」はあります。
自分はもちろんですが、家族の断捨離にのってみる、というのも手です。
生活スペースがすっきりすると、気持ちにもゆとりがうまれ、風通しもよくなります。
この機会にぜひ、部屋や持ち物を見直して見てくださいね。
今回の記事で、買取システムなど参考にさせていただきました。
くわしく知りたいなと思ったら、みなさまも見てみてください。
それでは、また。