読書も時代とともに変わってきています。
もちろん『本』も健在ですが、電子書籍(本自体をデータ化したもの)の登場により、読書をより手軽に楽しめるようになりました。
今回は、通販大手のAmazonで手に入る電子書籍と、専用のリーダーであるKindleについてご紹介します。
電子書籍とはなにか?
電子書籍は『本』をデータ化したもので、実体はありません。
あくまでデータなので、部屋の本棚にならぶことはありません。
読み終わった後に売ることはできませんが、購入価格がかなり安く設定されています。
本をたくさん読みたい方には、うれしいシステムです。
- 読みたい本を探す
- データを購入する
- ダウンロードしたデータを読む
パソコンやスマホに慣れていなくて、簡単に手に入れることができます。
読みたい本を探す
今までに通販で本を探したことがある人なら、ここは簡単だと思います。
欲しい本が見当たらない時は、『検索窓』と呼ばれる、虫眼鏡マークのついたボックスに入力して、エンターキーを押しましょう。
本の名前でも、作家さんでも、出版社でも、もっとざっくりと興味のあるテーマでも大丈夫です。
ではここで、『太宰治』と入力してみます。
ジャンルが「本」になっていないと「ビデオ」や「音楽」など色々上がってきてしまいますが、たとえば「本」としての『人間失格』をみてみましょう。
いわゆる「古典文学」の中には、データ化して、無料で配布されているものがあります。
『人間失格』にも[Kindle版 (電子書籍) ¥0]という表示があります。
これは電子書籍なら無料ですよ、ということです。
実際に本自体にこだわりがなく、読みたいだけであれば、これで十分ですよね。
ここでクリックすればデータは配信されます。
データを購入する
さて、値段のついている電子書籍でも購入方法は同じです。
クリックするだけなのですが、ここでは先にリーダーと呼ばれる「電子書籍を読むための道具」を入手しましょう。
先にリーダーが用意されいる方が、購入→ダウンロードが簡単に進みます。
冒頭の写真にも写っているのが、アマゾンが販売している「電子書籍を読むためだけの端末」です。
変な呼び方ですが、他の方法もあるので、まず専用端末についてお話しします。
アマゾンのキンドル(Amazon Kindle)は、端末もそう呼ばれます。
サービスと合わせて『キンドル(kindle)』ということもあります。
端末にはいくつか種類があります。
専用端末のよいところは、とにかく余計な機能がないので気が散らない、そして軽いという点です。
値段も機能もいろいろ選べます。
でも実は、わざわざ買わなくても、無料のアプリをインストールするだけで、簡単に読むことができます。
こちらは PC(Windows)用のKindleアプリです。
ダウンロードしたら、Amazonのアカウントをお持ちの方は入力してください。
はじめての方はメールアドレスなどの登録が必要ですが、すぐに利用可能です。
PCやスマホ用アプリは、それぞれのアプリストアで無料で手に入れることができます。
▶︎Kindleのご案内ページ▶︎Kindle無料読書アプリを入手
購入した書籍のデータは、自動でKindleアプリに送られ、表示されます。
ダウンロードしたデータを読む
あとは読むだけです。
電子書籍で個人的に一番助かるのは、文字が大きくなることです。
もともと目が悪い上に老眼になってしまった方は、メガネをかけても外しても、細かい文字は読みづらいと感じることも多いでしょう。
文字の大きさ、画面の明るさ、ここを変更するだけでずっと読みやすくなります。
とくに専用端末のキンドルは軽いので、手に持っても負担になりません。
iPadだとたとえminiでもじゅうぶん重いです。
手が疲れます。
他に端末上でアンダーラインを引いたり、その部分だけを後で見返すことができたりと、便利な機能もあります。
種類によって画面の大きさ、色味、データの保存量などが変わってきますので、キンドル購入を検討する際は、値段以外のスペックも確認しましょう。
読み放題のプランもある
アマゾンの電子書籍では価格を抑えるためのプランがいくつかあります。
申し込みはいつでもできますから、もし気に入ったら、検討してみるのもいいかもしれません。
Kindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)
アマゾンが電子書籍化している本の中で、Unlimitedの表示があるものすべて読み放題です。
こちらから申し込めます。
キャンセルも簡単にできるので、まずプランの内容を確認しましょう。
通常は月額980円です。今は申し込みから30日間は無料体験ができます。
Prime Reading(プライム・リーディング)
プライムリーディングは、アマゾンのプライム会員向けのプランです。
Unlimitedのタイトルの中から、数百冊が指定されています。
プライムリーディングのための追加料金はかかりませんが、プライム会員はもともと年間4900円あるいは月額500円の会費がかかります。
配送日時の指定が無料になる他、音楽が聴けたり、映画やドラマも追加料金なしで観られるなど特典もたくさんあります。
アマゾンを使いこなす、または他を利用するのが面倒という人は登録すると便利です。
こちらも無料体験がありますので、どうせならプライム会員の無料体験に登録して、いろんなコンテンツを使ってみるというのもいいかもしれません。
アマゾンのプライム会員になると、他でいちいち登録したり、支払ったりに手間どる(最近はパスワードも長くなっているので)というゴタゴタから解放されます。
ゆえに、だいたい「アマゾンでいいや」となります。
それだけ簡単だということです。
使っている人が多いという安心
スマホでもそうですが、同じシステムや端末を使っている人が多いほど、困った時にも解決しやすくなります。
アマゾンのことで困ったときには、もちろんヘルプもあります。
ですが、自分でパソコンで調べても、解決策が見つかる確率はとても高いと言えます。
新しいシステムやマイナーなブランドは、まわりに詳しい人がいる場合のみにしましょう。
使い始めでつまづくと、本当に投げ出したくなります。
知名度が高いほど、普及しているほど、助けてくれる人は多くなりますから、そういった点でもおすすめです。
実物の本がいいことももちろんあります
電子書籍はとても便利です。
場所もとりませんし、字も大きく読みやすくなります。
防水の端末を用意すれば、お風呂で読むこともできます。
湿気で本がシワシワになってしまうなどということもないのです。
でも、いくら英知を集めた最先端の機器であっても、印刷した紙を束ねた本に、かなわないこともあります。
勉強する時、気になるページと行ったり来たりしませんか。
書き込んだり、付箋を貼ったり、ときには素敵な写真のページを切り取って飾ったり。
本の装丁の美しさに感動することもあります。
美術品のように飾りたくなるものもあります。
プレゼントでもらった本は一生の宝物です。
私たちはそんな『本』とともに生きてきましたから、それを使いこなす術が身についているのです。
それが日常です。
これからもきっとどんな形であっても『本』は生き残っていくと思います。
データの世界も活用するということは、いいとこ取りができるということなのです。
「ここはデータでいい」
「これは本が欲しい」
と選べることに他なりません。
いい時代がやってきたと思いませんか。
ぜひ、無料体験からはじめてみましょう。