ひと工夫で改善されるかも
昨日たまたま寝られなかった人、 最近なんか眠れないなという人、熟睡したいなという人は、今日寝る前に、ちょっと工夫してみませんか。
道具もいらない、お金もかからない、すぐにでもできるコト、用意しました。
睡眠は大事です。
気持ちよく起きるためにも、寝る環境整備からはじめましょう。
まず、原因を考えてみよう
本題に入る前に、確認事項があります。
なぜ、寝られないのでしょうか。ちょっと考えてみてください。
それがここ数日の話で、理由も小さい事は思いつくけど、まあ「なんとなく」という人なら、ここからの記事を読んで、ぜひ試してみてください。
でもここ数週間、そんな日が続いているという人や、重大な悩みがある人は、解決方法が他にあるかもしれません。
睡眠不足は、病気の前ぶれのこともあります。
誰かに相談して、それぞれに合った具体的な方法を探すことも考えてみましょう。
今日、今からできるコト3つ
確認事項を読んで大丈夫、「いや、ここは自分で何とかしよう」と考えるのなら、ちょっとだけ環境を整えてみましょう。
すぐにできるコトを3つ、ご紹介します。
寝る環境も衣替えする
毎日の生活は、だいたいルーティン通りに自動運転で進んで行きます。
忙しいと、寝る前の時間も慌ただしいし、あまり寝具を気にしていないことがあります。
暑くなってきたのに、冬のまま、あるいは厚手の布団や毛布が足元に畳んでありませんか?
これは一言でいうと「暑苦しい」という状況です。
敷布団カバー、敷きパッド、枕カバー、毛布、布団と布団カバー。夏物に替えられるものは替えてしまいましょう。
肌触りがサラっとするだけで、寝心地はだんぜんよくなります。
収納する時は、改めて日を選んで、洗濯したり干したり、クリーニングに出したりして、熱気がとれてから圧縮袋なのでコンパクトにして片付けます。
そのまましまうとカビが生えてしまったり、シミができたり、痛む原因になるので気をつけましよう。
アルコールとカフェインを控える
ドラッグストアの店頭で薬の案内をしている時に、よく「眠れない」という相談を受けました。
よくよく話をきいてみると「寝る前にお茶を飲んでいる」「眠りたいからお酒を飲んでいる」とおっしゃる方がとても多かったのです。
まず、お酒ですが、アルコールを飲むと睡眠には入りやすくなりますが、眠りじたいは浅くなります。
たいてい夜中や明け方に一度は目が覚めてしまいます。
アルコールが睡眠に影響を及ぼすということは、避けては通れない作用です。
飲む時間は、なるべく早く切り上げるようにしましょう。
お茶でもノンカフェインならあまり問題はないのですが、ふつうにお茶を煎れてしまうとカフェインの利尿作用でトイレが近くなります。
ノンカフェインでもあまり量が多いと、やはりトイレに起きることになります。
寝る前や起きた時に水分を摂るのは良いことです。
ですが、あくまでカフェインやアルコール分のない水分で、量は200mlが推奨されています。
コップ1杯です。
ちなみにカップスープや味噌汁1杯は150mlくらいです。
飲む時は、一気にごくごくではなく、ゆっくりと飲むのがコツです、冷たい水分を一気に摂ると、あっという間におしっこで排出されてしまうのでもったいないのです。
カフェインはコーヒーや日本茶、紅茶のほか、チョコレートやコーラにも含まれています。
成分の代謝には5時間以上かかります。
夜になったら控えるようにしましょう。
照明で雰囲気づくり
日本人は夜でも、寝る寸前まで明るい部屋で過ごします。
色々作業する人は、やはり手元は明るい方がいいですよね。
でも、寝る前には明るさを落とすか、せめて電気の色を変えてみましょう。
調光機能のあるライトがあれば、明るさ自体を落とす、色調をオレンジ系(電球色)にするなどです。
それができないのであれば、明るさ自体を1つ落としてみましょう。
少し暗めに調整するだけで、効果は期待できます。
ただ本を読んだり、書き物をしたりするときは目の負担にならないように、手元だけでも別の灯は必要です。
あくまで音楽を聴いたり、テレビをみたりするリラックスする時間の話です。
白くて明るい光は、朝浴びると、目が覚めて脳も覚醒します。
カーテンを開けるなど、積極的に光を浴びましょう。
逆に夜は、できれば寝る2時間くらい前から、「寝る環境作り」として、部屋の明るさも落としてはいかがでしょうか。
今回は、眠るために「今日これからすぐにできるコト」を ご紹介しました。
簡単なことですが見落としがちなので、なかなか寝られない人は、チェックしてみてください。
そのほかの、「眠るための力技」的な方法はコチラで紹介しています。
音楽やアロマを使っていろいろ試しています。
環境づくりの参考になれば幸いです。
それでは、よい睡眠を。