こんにちは。
医薬品登録販売者で、無理せず快適な節約生活を模索するyamakoです。
購入品のレビューや、医薬品登録販売者の立場からヘルスケア情報を発信しています。
今回はアマゾンでも大人気、バッラリーニのフライパンを約1 年使ってみた感想と、独特のコーティングやオススメのポイントを詳しくご紹介します。
私が購入したのは▼こちら▼です。
バッラリーニと言えば、独特なコーティングですよね。
実際、私yamakoもYouTubeで見て、
「何だ? この石みたいな変なフライパンは?」
と気になって探したのが、購入のきっかけです。
結論から言うと、このフライパンは買って正解でした。
自信を持ってオススメできる逸品です。
理由は、今までのどのフライパンよりも高性能かつ、商品自体を好きになった珍しいフライパンだからです。
- 本体やコーティングが頑丈で長く使える
- 熱伝導率がよく高性能
- おしゃれなフライパン
そんなフライパンを探している人には、ピッタリです。
購入を検討されている皆さんの参考になれば幸いです。
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バッラリーニのフライパンの特徴
『バッラリーニ』というブランドと、バッラリーニ社独自の技術や特徴をまとめてみました。
とくに加工や形状は、他のブランドのフライパンではみられない、まさにバッラリーニを選ぶポイントとなるところです。
イタリアでの歴史は長いが日本では新参者
バッラリーニは1889年創業の、イタリアの調理器具のブランドです。
フライパンの原料加工から生産まで、一貫してイタリアの自社工場で行うというこだわりの品質で、世界60ヶ国以上で販売されています。
ですが、日本で取り扱いがはじまったのは2016年。
ドイツの有名な調理器具メーカー『ZWILLING(ツヴァイリング)』に買収され、グループに入ってからなので、本当につい数年前の話なのです。
『ここ何年かで、急に見かけるようになった』と思っていた方は、まさにその通りだったわけです。
買収されたとはいっても、製造工程は変わりなく、イタリアの自社工場で作られ、世界中に出荷されています。
石のようなグラニチウムコーティング
ひときわ目を引く、御影石(グラナイト)のような独特のコーティングは、グラニチウムコーティングといいます。
バッラリーニには、他にもいくつかのコーティングがありますが、一番特徴的なのが、このグラニチウムコーティングです。
グラニチウムコーティングには、3種類あります。
いずれも鉱物を配合し、コーティングの強さ、耐久性、デザイン性を兼ね備えている、バッラリーニ社独自のフッ素樹脂加工の一種です。
鉱物を利用したコーティングでも、ここまで『石の質感』を利用したものは珍しいですよね。
初めて見たときに思い浮かんだのは、石焼ビビンバの器です。
実物でも、それくらい石の質感が強く、頑丈なコーティングです。
バッラリーニ独自の底面できれいに焼ける
グラニチウムコーティングは底面まで、全体的にほどこされています。
底の形状はバッラリーニ独自のラジアントボトム。
放射状に凹凸が並ぶ独特の形状によって、熱を効率よく伝え、均一に火を通し、食材を最高の状態で焼き上げてくれます。
さらに熱による変形も防いでくれます。
Amazonの口コミでも、『火の回りがいい』『熱の伝わりがよい』との評価がたびたび上がっています。
その反面、ご覧の通りのがっちりした加工なので、『少し重い』という感想も目に付きました。
確かにフライパンの大きさや食材の量によっては、腕にずしっとくるはずです。
バッラリーニは種類が豊富すぎる?
とにかく展開しているシリーズが多く、種類や大きさもたくさんあります。
yamakoおすすめのグラニチウムコーティングが3種類、他にもネロライト、ケラヴィスなど、いわゆるフッ素樹脂加工だけでも現在5種類はあります。
さらに柄の構造、対応熱源などでシリーズの名前が変わるのです。
IH対応のフライパンのシリーズを、一部だけ表にまとめてみました。
価格は20cmのフライパンのAmazonでの参考価格です。
直径20cmは1〜2人前の料理に向いた小ぶりなフライパンです。
種類が多すぎて、ちょっと混乱してしまいそうですが、欲しい機能や用途で選べるのもバッラリーニのよいところです。
公式サイトにくわしい情報が載っているので、気になる方は、チェックしてみてくださいね。
▼バッラリーニ公式サイトでもっと見る▼
https://www.zwilling.com/jp/ballarini/cookware/
yamakoのオススメは『フェラーラ』です。
▼フェラーラはコスパ最強・機能もガッチリ(こちらは24cmです)▼
おすすめする理由は、
- コーティングがよい
- 低価格
- サーモポイントという温度のお知らせ機能が付いている
この3点です。
サーモポイントは単に料理のタイミングを知らせるだけでなく、洗うタイミングも教えてくれるという優れものです。
コーティングを長持ちさせるには急激な冷却はNGなので、洗うタイミングがとても重要なのです。
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バッラリーニのフェラーラを1年使ってみた
ここからはAmazonで人気の『フェラーラ』のフライパンを購入し、実際に1年間使ってみた感想をお話します。
よかったところ、気になったところ、正直なレビューです。
実物や使用感をイメージするお手伝いができればと思います。
フェラーラのよかったところ
バッラリーニのグラニチウムコーティングの頑丈さは想像以上でした。
石のようなザラッとした質感のコーティングでありながら、食材のすべりがよく、匂いもつきにくいというのが、使ってみての感想です。
1年たった今でも機能的にも見た目でも、ほとんど変わりがありません。
ほんの少し茶色くなったくらいです。
うっすら茶色のがわかりますでしょうか。
1年間毎日使っていても、コーティングのダメージはほぼありません。
汚れも匂いもよく落ちます。
いろんな場面でストレスのないフライパンだと思います。
このコーティングだけでも、買った価値はありました。
しかしながら、癖があることもわかりました。
表面がザラついているせいもあり、グラニチウムコーティングには油が必要です。
油が全く必要ないのは食材自体から脂がでる場合で、基本的には軽く塗るだけでも油を使った方がいいです。
少量の油で無敵です。
▲直径20cmは鮭の切り身が2枚でジャストフィット▲
鮭から脂がでるので、この時は油は使いませんでした。
ジューシーに仕上がります。
なめらかツルツルした加工で評判がよいのはヴィピテーノというシリーズです。
黒曜石のような艶のあるネロライトコーティングで、フェラーラと重さも値段も同じくらいです。
▼滑りがよくて軽いヴィピテーノ▼
どちらもフライパンの内面には、柄を取り付ける金具(リベット)が出ていないので、料理中も洗うときもひっかかることがなくスムーズです。
底面のラジアントボトム!!
実はこれが一番想定外の優秀なポイントでした。
実際に使ってみると、本当によく焼けます。
火力を一つ落としてもいい。
いや、むしろ落とさないと焦げるくらいよく焼けます。
電気料金が高騰している今となっては、とても助かっています。
こちらが1年後の底面です。
底も少しだけ茶色くなってきました。
コーティングは傷みもなく、とてもきれいな状態を保っています。
IHなので見た目の変化はほとんどありませんが、ガス火で使っている人は、もっと派手に茶色くなっているようです。
サーモポイントも活躍しています。
理由は2つあります。
- 食材を入れるタイミングがわかりやすい
- コーティングを守るために役立つ
レシピでよく『熱したフライパンに─』という表現がありますよね。
これが一目でわかります。
料理に慣れていない人や、焼き頃をきちんと確認したいという人には、とても役立つ機能です。
2つ目のコーティングについては、意外に思われるかもしれません。
でも、この役割もとても重要です。
フライパンや鍋のコーティングを長持ちさせるには、空焚きや急激な温度変化は避けなければなりません。
フライパンの熱しすぎはもちろん、使い終わったあとに、水をかけて急激に冷やすのもよくないのです。
このサーモポイントが緑色に変われば、安全に洗うことができます。
1年たっても、サーモポイントは確認しながら使っています。
「そのうち慣れて、見なくなるかな」と思っていたのですが、やはりチラッと一目で確認できるのは、とても便利でした。
フェラーラのちょっと気になったところ
- 浅い
- 振るにはすこし重い
バッラリーニには、もともと『浅め』と『深め』のフライパンがあります。
私が購入したフェラーラの20cmのフライパンは浅めのタイプです。
ちょっと食材が多いと、炒めている時こぼれやすくなります。
その反面、お皿に移す時にはとても楽です。
グラニチウムコーティングでも深いタイプのフライパンもあります。
ステラは深型ですが、フェラーラよりも軽量、価格もお手頃です。
▼焼きごろお知らせ機能はないけど、深くて軽いステラ▼
重さも少し気になりました。
フライパン全体、底までしっかり加工されているせいか、ちょっと重量があります。
26cm前後の比較的大きいサイズの購入を検討されている方や、ガス火でフライパンや鍋を振りたい方は要注意です。
フェラーラの20cmのフライパンで0.55kgです。
直径26cmのタイプだと軽量のフェラーラでも0.85Kg、柄がステンレス製のトリノでは約1Kgあります。
今回メインでご紹介している20cmくらいの小さいフライパンなら、重量の心配はほとんどありません。
むしろ安定感ばつぐんです。
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バッラリーニのフライパンはこんな方にオススメ
最後になりますが、このバッラリーニのフライパンは、こんな方にぜひ使っていただきたいというお話です。
頑丈なコーティングを探している人
フライパンのコーティングは大きく分けて、フッ素樹脂加工(グラニチウムコーティング、テフロン加工、マーブルコート、ダイヤモンドコートなど)か、フッ素樹脂を使わないもの(鉄やステンレスのフライパン、セラミック加工など)にわかれます。
フッ素樹脂加工じたいの安全性については、
- 発がん性物質PFOAは今のフッ素樹脂加工には使われていない
- 空焚きなどで260℃以上にならなければ問題ない
と言われています。
料理しているとき(食材が入っている状態)の調理温度は150〜190℃くらいです。
鍋やフライパンを、火にかけたまま放置しなければ大丈夫なので、毎日の料理に使うなら、むしろコーティングされているフライパンや鍋の方がオススメです。
焦げ付きや、しつこい汚れから開放され、料理が楽になります。
ですが、どのくらいコーティングがもつかという疑問は、最大の関心事でありながら、実際に使ってみなければ、なかなかわかりません。
1年使った私yamakoの感想は、今まで使ったフライパンの中で一番よいコーティングです。
だんだん扱いが慣れて雑になってきましたが、傷もつかず、加工表面の頑丈さは群を抜いています。
バッラリーニのコーティングについては、グラニチウムコーティング以外でも「2〜3年たって傷んだから買い替える」という書き込みも見られます。
基本的な使い方さえ守れば、長く使えそうです。
料理のときの熱や火の伝わりが気になる人
検証していないので、あえて『省エネになる』とは書きませんが、そんな気にさせてくれるくらい、熱の伝わりは良好です。
ラジアントボトムはバッラリーニのフライパンや鍋の中で、IHに対応しているタイプに採用されている底の形状です。
効率よく熱を伝え、さらに熱による変形を防ぐように設計されています。
IHのプレート表面にしっかり接地し、厚みのある底面で、厚い肉でも均一に焼けます。
サーモポイントが赤くなりはじめたら、弱火にしてもちゃんと焼けるので、助かっています。
味の素の冷凍ギョーザも美味しく焼けました。
オシャレなフライパンで気分を上げたい人
YouTubeやSNSで見かけることが多いだけあって、実物を手にすると気分が上がります。
新しい道具を持つとやる気は出るし、バッラリーニなら料理の仕上がりまでよくなるので、ますます楽しくなります。
私のように、腕前は微妙だけど料理が好きな人は『よい道具に助けてもらう』のもありだと思います。
「とりあえずバッラリーニを買ってみようかな」と思ったら、こちらもオススメ。
評判がよい滑らか系ケラヴィスコーティングで、サーモポイントもついているリパリは、軽くて使いやすいエントリーモデルです。
▼お手頃価格で高機能な人気モデル▼
グラニチウムコーティングのような癖がないので、「早く買えばよかった」「両親にもプレゼントしたい」という口コミが多いのも特徴。
今はアマゾンで3,000円前後で買えるコスパも魅力です。
【まとめ】バッラリーニのフライパンで料理が楽しくなる
今回は私yamakoが購入して愛用しているバッラリーニのフライパンをご紹介しました。
日々の料理も、お気に入りの調理器具でますます楽しく、さらにやる気も出ます。
とにかく色んな食材を、どんどん焼きたくなるフライパンです。
ぜひ、お試しください。
それでは、また。
◆参考サイト◆
日本化学工業協会 : フッ素樹脂加工フライパンの空焚きに注意
株式会社吉田SKT : フッ素樹脂(テフロン)の安全性とは?テフロン加工製品を使うとき気になる安全性について解説 | コーティングマガジン | 吉田SKT